介護の独特の人間関係

介護の人間関係というのは独特と言う人が居ますが、長く働いているとそれが普通に感じてきます。普通というと言い過ぎですが、それが何とも感じなくなるという状態でしょうか。

利用者間でもそうですし、スタッフ間でもそうですね。どの世界においてもその業種の人間関係というのは色が出るものです。介護の仕事でネックになるのは、やはり利用者との人間関係ですが、職場でのスタッフどうし人間関係ももちろん重要です。

ここでは、介護の仕事での人間関係の特色について説明していきます。

女性社会。子育て世代


介護の現場ではスタッフの多くは女性です。そして既婚者が多いです。介護の仕事の性格上、どうしても女性が多くなるのが普通です。

そうした業界であり職場が多いので、男性の介護スタッフは浮いた存在になります。看護師もそうだと思いますが、女性が多い職場に男性が入っていくのは仕事以外の部分で苦労があるもの。そのため会社によっては男性は雇わないと決めているところもあるほどです。男性で介護の仕事を目指している人は少し覚悟が必要です。

ただ、女性は、子育てをしてある程度大人になってきた人が多いので、変な人は少ないです。ある程度の常識や忍耐力を持っている人が多く、苦労もしているので、そこまで高圧的になる人もいません。

スタッフ間の間でのトラブルについてですが、結論をいうと介護の職場では少ない方だと思います。スタッフ間のいざこざがない施設は流石にないとは思いますが、上で述べたように介護の仕事をする人はある程度人生経験を重ねた人が多いです。だから、介護の現場はそうしたいざこざが少ないのだと思います。

同じ女性が多い職場で看護師の職場があります。看護師ははキツい人が多いといわれていますが、介護士はどちらかというと柔和な人が多い印象です。看護師でも、救急病院勤務だと職場がピリピリしているのが分かりますが、介護施設で働く看護師でもキツい人が多いですね。

利用者の人間関係は施設によって違う


認知症の人ばかりの施設ですと、噛み合っていない会話になることが多いです。会話をしているようで会話になっていないような状態がずっと続いたりします。

同じことを何度も話す人、何度も尋ねる人、同じ事を繰り返す人もいますし、幼児退行する人もいますし、怒りをコントロールできないような人もいます。そうした人たちと無理やりにでもコミュニケーションを取っていかなければならないため、自然と独特のコミュニティーを形成することになります。

もちろんそのような人ばかりではありません。同じ施設でも程度は変わってきます。また、普通の老人ホームなどでは、認知症ではない人もいますので、その場合は利用者に話しかけるときは敬語を使い、ちゃんとした会話をして人間関係を構築しているところもあります。

施設が違えばもちろんのこと、同じ施設の中でも、利用者への接し方は人によって違います。利用者が望むような接し方、心地良いと感じる対応を感じ取り、実行するのが一人ひとりに向き合った介護の仕事なのです。

人間関係というのは大事です。その職場で仕事を続けていけるかどうかの最重要なポイントと言って過言ではありません。最初から人間関係がギクシャクした状態だとちょっと苦しい状態だと思いますが、せめて自分からは良好な人間関係を取ることが出来るように、意識を持ってコミュニケーションを取って行きたいものです。