介護士と特別養護老人ホームについて

介護士が働く職場として、特別養護老人ホーム(特養)があります。特別養護老人ホームは、身体的な理由や認知症などの理由により、一人では日常生活を送ることが出来ず、常に介護の必要がある人が入所する施設です。
特別養護老人ホームは、昭和38年にできた老人福祉法に基づき設置されましたが、当時は、4~6人の部屋で風呂やトイレも共同、食事も食堂で一斉に取るという合宿のような生活でしたが、平成13年以降はそうした集団生活は見直され、最近では、ユニットケア(ユニット型)の施設として、もっと個を重視した生活ができる施設が多くなっています。

特別養護老人ホームの中では、もちろん介護福祉士が働きますが、それ以外に、医師、看護師、生活相談員、機能訓練指導員、栄養士、介護支援専門員などが働いています。

特別養護老人ホームに入所しているお年寄りは、身体的もしくは精神的に障害があるため、日常生活の動作を一人で行うことが出来ません。一般人であれば問題なく行うことが出来る、食事や入浴、トイレなど基本的な動作においても援助が必要です。24時間、介護福祉士(介護士)による支援が欠かせないのです。

したがって、特別養護老人ホームで介護士として働く場合は、特別なことがない限り交代制の勤務となります。自分も家族の世話を行う必要があるため日勤でしか働くことが出来ないとか、あるいは夜勤専従として働く場合は、交代制を外れることになりますが、そうでない場合は、交代制勤務ということです。とはいえ、夜勤専従の勤務の求人はしばしばありますので、「自分は夜勤オンリーで働きたい」という人は、夜勤専従の求人を探してみるのはアリだと思います。

さて、介護士は、特別養護老人ホームでは交代制で働くこともあり、「きつい」「汚い」などの3K職場の代名詞のように言われることが多いですが、実際の現場の割合から見ると案外そうでもないものです。

確かに、キツい現場が無いわけではないですが、ネット時代になり一部の情報が全体の情報として過度に広まってしまうことで、介護の仕事のネガティブな面がことさらに強調されているという面もあります。

ネガティブな情報は、いち早く共感を呼びあっという間に広まりますが、ポジティブな情報はなかなか広まらないもの。介護士の仕事というとネガティブなイメージが先行しがちですが、仕事に対して、『キツイけれどもやりがいがある仕事』と感じ、誇りを持って仕事を続けている介護士は多いです。利用者や家族に感謝されるという面、利用者の生活改善ができるという面に仕事のやりがいを感じている介護士も多い、ということは知ってほしいところです。

ただその一方で、介護の仕事を続けていては十分な生活ができない、そのうち身体を壊してしまうという思いから別の仕事に転職を考える介護士は多く、決して無視できる数ではありません。介護士の仕事を評価する手段はいくつもありますが、その1つに給料の額があるのは否定できません。

自分の仕事に対して正当に評価されていないと感じるならばそのモヤモヤは放っておくのではなく、なるべく早く解決したいものです。自分の仕事に対しての客観的な評価を検討したいのならば、介護業界を俯瞰して見ることが出来る立場から見るのが一番です。その1つとして、転職支援サイトのアドバイザーを利用するのはいかがでしょうか。

「転職することを決めたから転職支援アドバイザーに相談する」のではなく、「自分が転職すべきかどうか迷っている」という状態で転職支援アドバイザーに相談することも全然問題ありませんよ。