介護の仕事でのボーナスについて

介護の仕事で出るボーナス(賞与)についてお話します。

最も気になるこは、ボーナス額がどのくらいなのかというところだと思います。

求人を見てみても、一言、「賞与」と書かれているだけで、その金額がどのくらいの額かという事は書かれていません。

最近では『賞与は○か月分』という記載がある場合もありますが、まだまだ少数です。そして、注意点として、記載されているのは実績ベースだということです。つまり、過去はこれぐらいの額がボーナスとして出ていたということで、就業後に同じ額が出るとは限りません。

もっとも、これはどの仕事・どの業界でも同じです。そのため、しっかりとしたボーナスをもらえるところというのは、実のところ、求人だけではわからないのです。

そもそも、賞与は毎年その額が決まっているものではありません。毎年、業績や利益を参考にして賞与額を決めているのです。だから、昨年ボーナスがあったからと言って、今年も同じくボーナスが出るとは限らないのです。ボーナスは給料ではありません。強いて言えば、業績手当と言ったところになります。

それを踏まえて、ボーナスの出る介護の職場について考えてみましょう。

【賞与が出る=しっかりしたところが多い】
ボーナスというのは、1年程度働かないと出ません。業績によって支給額が決まるものですが、その業績は勤務しているスタッフのおかげだと考えれば、長く働いた人に対するご褒美のようなものとも言えます。介護の仕事では1つの施設で1年ほど働いて入れば、戦力として十分カウント出来るようになります。むしろ、1年継続して働いてくれるスタッフは非常に貴重です。経験も溜まっていますし、その施設の事を把握して主要メンバーとなっています。そこで、1年以上働いているスタッフに対しては、ボーナス満額支給によりモチベーションを維持するという考えです。

ボーナスの支給回数については、世間一般と同じく、多くの施設では1年で2回、1回で1か月分の給料程度が支払われる事が多いです。景気の良い業界では、ボーナスは1年で2回、計5,6ヶ月分、1回2.5~3ヶ月分というところもありますが、介護の業界では流石にそこまで出ないことが多いです。ボーナスは1年2回支給、計2ヶ月分(1回あたり1ヶ月分)が基準のようです。

しかし、施設によっては資本体力がなく、年1回のボーナスも出すことが出来ない場合があります。寸志という形で、ボーナス相場には及ばないものの、いくらかの額が支給されるというところも珍しくありません。そう考えると、ボーナスを支給する会社というのは、ある程度の財力があるということになります。

さて、介護の業界では給料が低いことが多いですが、その分ボーナスでカバーという人も多いと思います。「普段は月給が低くても、ボーナスがあればやっていける・・・」という人は多いのです。ボーナスが出ることを前提に、ローンを組む場合もあるでしょう。ボーナス時期というのは年末と重なることもあり、何かと物入りある時期でもあります。ボーナスが出ることで生活の質が向上するという面も無視できませんので、ボーナスの有無は予め確認しておきたいですね。

ただ、すべての施設でボーナスが出るわけではありません。場所によってはボーナスがないところもあります。ボーナス時期によって判明するとガッカリ感が半端ないので、ボーナスの有無は最初からチェックしておいてください。募集要項の待遇欄に賞与ありというのは必ず書いてあります。また、記載のあるなしにかかわらず、面接で直接聞いておくことも大切です。あと、面接などで給料が提示される際は、月給ベースではなく年収ベースの金額も確認しておくことをお勧めします。

単純に月給を12倍して年収額となるのならボーナス抜き、月給を12倍しても年収額にならないのなら、ボーナス有りの可能性が高い、というのが1つですが、年収ベースで聞いておけば、各種手当込の収入となるので、認識のズレが少ないからです。

ボーナスというのは結構な額となりますから、生活設計をする上で大切なものです。ボーナスがあれば生活に余裕をもてる、反対にボーナスがなければ生活が成り立たないという人は多いでしょう。ボーナスを当てにしてローンを組んでいるというケースもあると思います。普通の大手の企業でしたらボーナスが出るのは当然なのですが、介護の世界となると、こうした賞与や手当についてはどうしてもムラがあります。ワンマンで経営しているところも多く、ぎりぎりのところで経営をしているというところも多いのです。

そうした中でボーナスがきちんと支給されているというのは、安心して働ける職場として考えて良いと言えるでしょう。もっとも、ボーナスを出さない代わりに年収を12等分して月給に分けてその分還元しているというところもありますから、一概には言えない部分もあります。そのためにも、各種の手当を確認するとよいと思います。

ボーナスの額、手当の種類や額は入社しなければ分からないですが、それでも介護の世界は母体が大手企業であることが多いために、財務関係もしっかりしているところが多いです。はじめに設備投資ありきの業界ですから、零細な会社が始められるものではない業界だということです。給与の話、手当の話、そしてボーナスの話を面接で行うのは恥ずかしいことではありません。むしろ積極的に事前に確認をして、その上で安心して、「賞与あり」の求人に申し込んでみてください。

自分での確認するのに自信がなければ、転職支援サービスに登録して、担当のコーディネーターに確認をお願いするのもよいでしょう。転職支援サービスでは、給与の確認はもちろんのこと、給与額の交渉も行ってくれます。だから、「もう少し収入を上げたい」という人にはピッタリのサービスだと思います。その上、サービスの利用は無料ですからね。