介護をしていて昇給はどのくらい?

介護の仕事において昇給はどのくらいあるものなのでしょうか?

これから介護の仕事を本格的にやっていきたいという人にとって気になることの1つが給与面だと思います。介護の仕事は給料が低いとよく言われますが、たとえ初任給が低くとも昇給があれば大丈夫という人も居るでしょう。

昇給がある事によって、仕事へのモチベーションが変わってくるでしょうし、現実的なところでは、これからの人生での設計に大きく関わってきます。

むしろ、給料が低いと言われているからこそ昇給が気になると言っても過言ではありませんよね。これから介護の仕事を続けていくのであれば、昇給についても確認しておきましょう。

【基本的には昇給額は低い】
介護というのは成績を出す業種ではありません。営業のように数字で結果を出せば、それに応じた給料が出るものですが、介護というのは営業的な性格が少ない仕事となります。

さらに言えば、業界自体で得られる収入の枠が決まっています。医療においては診療報酬という言葉を聞いたことがあると思いますが、介護についても同様です。国によって点数や単価が細かく決められています。医療ほどではないにしても、国によってある程度の制約が定められています。

一方、介護の仕事では『営業成績が良いから昇給』という話にはならないものの、利用者を増やすためのアクションは取ることができます。利用者を増やすことで経営を安定化させ、それを給与に反映させることも不可能ではありません。

ただし、もっぱら介護の仕事に携わる場合は、業務として営業を行うことは基本的にありません。それは営業職の人間の仕事であり、介護職の仕事ではありません。

結局のところ、介護職では、経験を積むことと営業成績が上がることにつながりはありません。病院とは異なり、「あそこの施設には良い介護士がいる」と評判になることはありませんから、会社の儲けにつながるわけでもありません。

そのため、昇給はかなり低いものと考えてもいいでしょう。しっかりしたところならば、それなりに出るのかもしれませんが、多くの場合、1000円から2000円程度のものでしょう。古株がいればそれだけ儲けが出るというわけではなく、人は継ぎ足してもやっていけるものとなっているのです。

もっとも、昇給が発生するパターンとして、

・管理職となり、他のスタッフの管理業務に携わる場合
・より上位の資格を取得し、業務内容が複雑化した場合

というケースはあります。施設によって、重要なスタッフとなるわけですから、その分給料が多くなります。併せて忙しくもなりますけどね。


【バックが大きいところはいい】
昇給について言えば、介護でも運営母体が大きいところはある程度の昇給を期待できます。例えば医療法人であったり、病院であったりする場合ですね。経営基盤がしっかりしており、給与体系も明確に定められています。

職位制となっており、社内のテストに合格して職位がアップするのと併せて給与が上がるという制度があったりします。利用者が多く、社員が多いということはそれだけ安定した給与となります。

また、こうした大きな組織では、人を入れ替えるという事を嫌います。何故ならば、安定したサービスを提供するためのシステムがあり、それを維持することを重視するからです。

安定した介護サービスを提供するためには、

・極端な人の増減を行わず、計画的に補充していく
・指導担当を付けるなどの体制を作り、給与の序列のシステムもある

といった、一般の企業のような仕組みができているのです。

そのゆえ、選考は厳しいです。選考ポイントとして、直ぐに辞めない人というのは重要です。そして、直ぐに辞めないための努力をします。それが昇給につながってくるのです。

また、最近はいきなり正社員として採用するケースは減ってきています。最初は、契約社員であったり、アルバイト・パートとして雇用して、一定期間様子を見るということが行われています。きちんと正社員登用が行われている企業であれば、1年程度継続して働けば正社員への道が開かれます。

中には、『いきなり大きな施設で働くのは難しい』と思う人、『大きな企業よりもこじんまりとした企業を選びたい』と言う人もいるでしょう。その場合は、小さなところでもスタッフを大切にする施設を選ぶことです。悪い経営者だと直ぐに辞めてもシフトの穴は埋められると人をとっかえひっかえしていますが、そうした考えがないところを選ぶといいでしょう。

昇給というのは仕事を続けていく上でのやりがいにつながってきます。それは介護の世界ではあまり期待はできませんが、やっていく内に積みあがっていくものは確かにありますので、やり続ける事が大切です。

とはいえ、働き始める前に施設の内部まではなかなか分からないものです。働き始めてから「こんなはずではなかった」と後悔する人も居ますが、いくら情報収集しても個人では限界があるものです。

そんな時は、転職支援サービスのコーディネーターに相談してみるのも1つです。転職支援サービスでは、強い情報収集力をもっており、多くの企業の情報を抱えています。中には、企業で働かないと分からないような情報も持っていたりします。

さらに、多くの人が苦手とする給与の交渉などもコーディネーターが代行してくれたりします。
良い企業に、良い条件で転職したい、と考えるならば、転職支援サービスを使ってみるのも1つです。利用は無料ですので、自分に合わなければ利用をやめれば良いだけですからね。