忙しい施設で高給与を狙うという考えもある

介護の給料を上げるための、最も単純な方法は、忙しい介護施設で働くことです。忙しい介護施設というのはそれだけ給料が多くなります。

これは単純な話で、忙しいということは、1人の介護士がみる利用者の数が多いということです。

利用者が多くなれば、施設の収入が増えるのは当たり前の話で、忙しい店というのは、飲食店でもそうですが、売上が多くなります。しかし、介護の世界では忙しいというのは、具体的にどういう状態であるのか、もう少し説明いたします。

【夜勤が多い】
人手が足りなくて困っているところでは、夜勤のローテーションに四苦八苦しているところがほとんどです。

どんなに人手がいなくとも夜勤は置いておかなくてはいけません。夜間に何かあった場合、誰もいない状態というのはあり得ません。最悪の事態になった時に施設側に100%責任が掛かります。そして、夜間に緊急の対応が必要な事態というのは結構あります。

仮に日勤の人手を少しばかり減らす事ができたとしても、夜勤は絶対に置いておかなくてはいけません。夜勤に入るということは、前日の日勤や明けの日勤は勤務から外れますから、その分、日勤でのやりくりも大変になります。

一方、スタッフについては、人によっては夜勤での勤務ができない人もいます。小さな子供がいる女性や、自分自身も世話が必要な人が身内にいる場合はどうしても夜勤が難しくなりますし、女性の場合、夜勤で働くにはそれなりの覚悟が必要であり、腹をくくる必要があるからです。

夜勤ができる人の確保が難しくなればなるほど、夜勤ができる人というのは貴重な存在です。。そのため高額な夜勤手当が出ることが多いのです。そもそも、夜勤の割り増し手当は法律で決められているため確実に出るので、最低でもその分は給料がアップします。さらに施設によって夜勤手当として付加されますので、それ以上に額がアップします。

【現場が忙しい】
忙しい現場となると、辞めるスタッフが増えるということは経営者も知っています。この忙しさに耐えられる給料を出そうという設定をしているのです。全員ではないにせよ、給与が高いのならば、ある程度の激務は我慢しようという人は多いものです。

そうした面は特別老人ホームなどでよく見られます。忙しい現場であることを前提に、最初から給料の設定金額を高くしているのです。

介護の世界は一般的にどの職場も忙しいですが、それでも限度があります。忙しすぎて何度も人が辞めているというような職場は、スタッフが減りすぎて業務がどうにもならないという状態になるとジ・エンドですので、そうなる前に最初から給料を高く設定しているのです。

そうした場合は、新たに働く人にもあらかじめ伝えておくのが普通です。いざ働きはじめてから、1~2週間後に『思ったより忙しいのでもう辞めます』と言われると逆に仕事が増えますからね。

要するに、給料が高いから、これだけやってくれ。という原理があるのです。

忙しいというのはどの世界でもそれに見合う待遇があります。ただ、自分に鞭打ってまで、あまり無理をして働かないことも大切です。可能であれば、数日後からでも手を抜けるところと気合を入れるところはきちんと見極めることも必要です。

忙しい施設を狙って応募すれば給料が高い施設が必ず見つかります。逆にいえば、給料が高いところはそういうものだと言えます。

給料を優先するか、あるいは仕事のこなしやすさを優先するかは、それぞれの人の状況によって異なります。忙しい現場でも構わないので一気に収入を増やしたい、という人にはその条件にあった現場があるということです。