高齢者への介護や援助のポイント2

高齢者への介護のポイントのひとつとして、その人の個別性や自尊心を尊重した関わり持つということです。

高齢者はこれまで長い人生経験を培っています。その分、自分なりの価値観や考え方を固く持っている人が多いです。そこで、多くの高齢者を十把一絡にしてしまうと、自尊心が傷ついてしまうことになります。

この辺りは、外からは見えにくいところかもしれませんが、身体の機能や精神的な機能が低下し、要介護の状態になったとしても、心の奥では自尊心は残っているものです。

そのため、配慮に欠ける発言や態度はなるべく控えることです。無気力・依存的だからといって、あれこれと手を出しすぎてしまうと、実は自尊心が傷ついていたということも有ります。その場で反発や抵抗がなくても、心を閉ざしてしまうことがあるということです。

一方、だからと言って放ったらかしにしておくと、運動機能の低下した要介護者は何もできず、最悪の場合、事故につながるケースもあります。この辺りが難しいところで、介護士として多くの要介護者と接することで自分なりの感覚をつかんでいくしかないところでしょう。

また、耳が遠くなっている高齢者というのもよくあるケースです。その場合、聞こえていないものは仕方がないことで、介護をする方がイライラしてもしょうがないことです。

耳が遠い人には、耳元で大きな声でゆっくり話をするように心がけます。ただし、その反対に、大きな声を嫌う高齢者もいます。(難しいですね・・・)
聴覚機能が問題ないという人には、耳元でそっと話しかける配慮が必要です。

ただいずれにしても、早口だと聞き取れない場合がほとんどです。ゆっくり話し、根気強く2、3回繰り返すと、かなり聞き取ることができるようになります。
場合によってはジェスチャーを交えてもよいでしょう。